2026年3月27日公開の映画「鬼の花嫁」は、人気アイドルグループKing & Princeの永瀬廉と女優・吉川愛が初共演でダブル主演を務める和風恋愛ファンタジー作品です。クレハの人気小説を原作とし、富樫じゅんによってコミカライズされた本作は、シリーズ累計580万部を突破する大ヒット作となっています。監督は「君は放課後インソムニア」「九龍ジェネリックロマンス」の池田千尋が務め、松竹配給で全国公開されます。
「鬼の花嫁」の物語と魅力
物語の舞台は、あやかしと人間が共存する日本。優れた容姿と能力を持つあやかしたちは日本の中核を担い、時に人間の中から花嫁を選びます。あやかしにとって花嫁は唯一無二の存在で、一度花嫁を見初めれば生涯その花嫁だけに愛を捧げるのです。
主人公の柚子は、妖狐の花嫁である妹・花梨を中心に回る家庭で虐げられ、両親から愛されずに育ちました。我慢を重ねてついに心が壊れた日、柚子は夜の街で見たこともないほど美しい青年と出会います。紅い瞳を持つ彼は、最強のあやかしである鬼の次期当主・鬼龍院玲夜でした。

本作の魅力は、「愛されることを知らなかった少女が、一人の男性と出会い本当の愛を知る」というシンデレラストーリーにあります。
家族からの愛情を知らずに育った柚子が、玲夜の一途な愛情を受けて少しずつ心を開き、自分の価値を見出していく過程が丁寧に描かれています。また、あやかしと人間の共存という独特な世界観や、「鬼の花嫁制度」という独自設定が物語に深みを与え、単なる恋愛物語を超えた奥深さを持っています。
永瀬廉のプロフィール
永瀬廉は1999年1月23日生まれ、東京都出身の26歳。King & PrinceおよびMr.KINGのメンバーとして活躍するアイドル・俳優で、身長175cm、血液型はO型です。「全角度国宝級」の異名を持つ彼は、その端正な容姿と高い演技力で知られています。

2018年にKing & PrinceとしてCDデビューを果たし、俳優としても「うちの執事が言うことには」「法廷遊戯」など数多くの作品に主演。明治学院大学社会学部を卒業しており、関西ジャニーズJr.時代から培った関西弁の柔らかな話し方が魅力の一つです。今回の「鬼の花嫁」について永瀬は「こんなにも真っすぐなラブストーリーで主演を務めるのは初めて」とコメントしており、鬼の次期当主・鬼龍院玲夜役に挑戦します。
プロデューサーは「誰もが認める美しさを持つ」永瀬こそが玲夜役にふさわしいと、その起用理由を語っています。
吉川愛のプロフィール
吉川愛は1999年10月28日生まれ、東京都葛飾区出身の26歳。身長162cm、血液型はB型で、研音所属の女優です。旧芸名は吉田里琴で、2005年から子役として活動を開始しました。

「メイちゃんの執事」「夜行観覧車」「あまちゃん」など数多くの話題作に出演し、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2016年に一度学業専念のため芸能界を引退しましたが、2017年に吉川愛として復帰し、現在は「恋はつづくよどこまでも」「マイダイアリー」などで主演を務める実力派女優として活躍しています。
「鬼の花嫁」では、家族から虐げられてきた大学生・東雲柚子役を演じます。プロデューサーは「柚子は家族に虐げられて一見大人しく見えますが、実は心にきちんと芯を持った強い女性。玲夜に護られるだけじゃなく、玲夜を護ってあげたいという気持ちも吉川さんなら芝居で表現できる」と、起用理由を明かしています。
「わたしの幸せな結婚」との類似性
「鬼の花嫁」は、同じく和風恋愛ファンタジーとして大ヒットした「わたしの幸せな結婚」と多くの共通点を持っています。
まず、主人公の境遇が酷似しています。両作品とも、家族から虐げられ愛されずに育った少女が主人公です。「わたしの幸せな結婚」の美世も、「鬼の花嫁」の柚子も、妹が特別扱いされる中で自己肯定感を失い、自分の価値を見出せずにいます。
次に、異界の存在との結婚を通じて幸せを掴むという物語構造が共通しています。「わたしの幸せな結婚」では異能を持つ名家との政略結婚、「鬼の花嫁」では鬼の次期当主との運命の出会いという違いはありますが、どちらも「特別な力を持つ男性」との関係を通じて主人公が成長していく点が同じです。
さらに、両作品とも明治・大正時代を彷彿とさせる和風の世界観を持ち、美しい着物や和の建築、伝統的な所作などが物語の魅力を高めています。また、冷たく見える男性主人公が、ヒロインに対してだけは一途に溺愛するという「ギャップ萌え」要素も共通しています。
このように、「鬼の花嫁」と「わたしの幸せな結婚」は、「虐げられたヒロインが愛を知り幸せを掴む和風シンデレラストーリー」という点で強い類似性を持っています。どちらも「愛されることで自分の価値を見出す」というテーマを扱い、読者・視聴者に希望と癒しを与える作品として高い人気を誇っています。近年、このような和風恋愛ファンタジーがブームとなっており、「結界師の一輪華」「朧の花嫁」なども同様のテーマを持つ作品として注目されています。


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