事務所移籍と現在の活動
白本彩奈(しらもと あやな)さんが、2024年3月31日、3年間所属していたGMBプロダクションを退所し、4月1日より芸能事務所トップコートに移籍しました。新たな環境でさらなる飛躍を目指しています。
2025年には、2025年秋からフジテレビ系月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』で桐谷カナ役を演じ、若手女優の登竜門と言われる「ポッキー」の新イメージキャラクターにも抜擢されるなど、活躍の場をさらに広げています。

また、2025年10月10日公開予定の映画『秒速5センチメートル』では砂坂翔子役を演じるなど、今後の出演作品も目白押しです。 白本彩奈さんは、子役時代から培ってきた確かな演技力と、持ち前の語学力や国際的なバックグラウンドを活かし、日本を代表する若手女優として成長を続けています。これからの活躍がますます期待される存在です。
プロフィール
白本彩奈)さんは、2002年5月14日生まれの女優、モデルです。埼玉県出身で、現在はトップコートに所属しています。身長170cm、血液型はA型です。ベラルーシ人の母と日本人の父を持つハーフで、日本語のほかに英語、ロシア語も日常会話程度に話すことができます。両親の影響もあり、海外映画は英語音声で見ることが多く、語学力を維持する努力を続けています。
3歳で芸能界デビューを果たし、子役として活動を開始しました。愛称は「あーにゃん」で、2013年から2016年までは雑誌『キラピチ』の専属モデルとしても活躍していました。子役時代から女優業とモデル業を両立し、幅広い分野で才能を発揮してきました。
子役時代の活躍
白本彩奈さんの名前が広く知られるようになったのは、2012年1月期のフジテレビ系木曜劇場『最後から二番目の恋』でのレギュラー出演がきっかけです。この作品で中井貴一さん演じる長倉和平の一人娘・えりな役を演じ、ゴールデンプライムタイムの連続ドラマに初めてレギュラー出演しました。当時9歳だった白本さんは、中井貴一さんと親子役で共演し、その演技力が高く評価されました。この『最後から二番目の恋』シリーズは2014年の続編、そして2025年の『続・続・最後から二番目の恋』まで続き、白本さんは成長した姿を見せながら同じ役を演じ続けています。中井貴一さんとは実際の父のように慕う関係を築いており、仕事以外でも悩み相談などで頻繁に連絡を取り合う仲だといいます。
同じく2012年には、日本テレビ系『悪夢ちゃん』で小泉綾乃役を演じ、こちらもレギュラー出演しました。2014年には映画『悪夢ちゃん The 夢ovie』で映画初出演を果たし、ドラマから映画へと活動の幅を広げていきました。
2015年からは、NHK Eテレ『すイエんサー』でMCを務めるなど、バラエティ番組でも活躍しました。また、テレビ東京系『おはスタ』では「おはガール」として出演し、小中学生を中心に幅広い支持を集めました。子役時代から多方面で活躍し、着実にキャリアを積み重ねてきました。
ヒロインとしての飛躍
2017年、白本彩奈さんのキャリアにおける大きな転機が訪れます。Amazonプライム・ビデオで配信された特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』で、ヒロイン・イユ役に抜擢されたのです。カラスアマゾンという役柄で、ハードなアクションシーンにも挑戦し、その演技力で注目を浴びました。
2018年には『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻』として劇場版も公開され、映画で初めてヒロイン役を務めました。
この作品をきっかけに、白本さんは子役から若手女優へと本格的に移行していきます。2020年にはNHK BSプレミアムのスーパープレミアム『山本周五郎ドラマ さぶ』でヒロイン・おすえ役を演じ、地上波テレビドラマで初めてヒロインを務めました。

映画『箱男』での注目
白本彩奈さんの女優としての評価を決定的にしたのが、2024年8月23日に公開された映画『箱男』です。この作品は、安部公房の同名小説を石井岳龍監督が映画化したもので、200人近い候補者の中からオーディションで抜擢され、ヒロイン・葉子役を務めました。 永瀬正敏さん、浅野忠信さん、佐藤浩市さんといった日本最高峰の俳優陣と共演し、その演技力を証明しました。この作品は2024年2月に第74回ベルリン国際映画祭で上映され、世界的に注目を浴びました。映画祭のディレクターからは「今年一番クレイジーな映画」と評されるなど、国際的にも高い評価を受けました。白本さんの大胆かつ繊細な演技は、多くの映画関係者や観客から称賛を受けています。


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