2026年度朝ドラヒロイン抜擢の快挙
そして、2025年6月3日、上坂さんにとって最大の転機となるニュースが発表されました。2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』において、2,410人が参加した大規模オーディションを勝ち抜き、女優の見上愛さんとともにダブル主演のヒロインに選ばれたのです。
上坂さんは看護師・鈴木雅さんをモデルとした大家直美役を演じます。彼女は会見で「見てくださっている方にあたたかくて優しい『風』を毎朝お届けできるように精いっぱいがんばっていきます」と意気込みを語り、「撮影が始まり、毎日が新しい風に吹かれているようでとても刺激的です。直美として考えること、時に悩むこともありますが、そのすべてが幸せで、役とともに歩めることに感謝しています」とコメントしています。 朝ドラのヒロインは若手女優の登竜門とも言われ、多くの先輩女優たちがこの舞台を経てスターへと成長してきました。20歳という若さでこの大役を掴んだ上坂さんへの期待は、業界内外で高まり続けています。
JRスキーキャンペーンヒロインにも抜擢
2025年12月15日、さらなる朗報が届きました。上坂さんが、2025-2026年シーズンの「JR SKISKI」キャンペーンのヒロインに決定したのです。「JR SKISKI」はJR東日本が1991年から展開しているスキー旅行のキャンペーンで、これまで本田翼さん、川口春奈さん、広瀬すずさんら人気女優が務めてきた、まさに若手俳優の登竜門です。

新CMのキャッチコピーは「今だけは青い冬。」。準備篇が12月15日から全国で展開され、2026年1月にはテレビCM第2弾も予定されています。ピンクのニット帽に華やかなウェア、水色のパンツという爽やかな出で立ちの上坂さんは、「このCMに出ることが夢でした。2025年はたくさんの夢が叶った年になりました」と喜びを語っています。
起用が決まった際には、「母とその場で『やったじゃん!』とハイタッチをしました。家族で初めてのお酒を一緒に飲む約束をしています」と家族との絆も明かし、その親しみやすい人柄も魅力の一つとなっています。
プロフィール
上坂樹里(こうさか じゅり) さんは、2005年7月14日生まれの20歳、神奈川県出身の女優・ファッションモデルです。エイベックス・マネジメント・エージェンシーに所属し、身長160cm、愛称は「じゅったん」として親しまれています。三姉妹の末っ子として育ち、幼少期は姉のお下がりをよく着ていたものの、小さい頃からアイドルや芸能界に憧れを抱いていました。
小学2年生から6年生まで新体操に打ち込み、また小学校では児童会長、中学校では生徒会の副会長と会長を歴任するなど、リーダーシップを発揮してきました。その明るく人を引き寄せる魅力は、現在の女優業にも活かされています。
芸能界デビューへの道のり
上坂さんの芸能界への扉が開いたのは、エイベックスが主催する中学生までを対象としたエンタメコンテスト「キラチャレ2017」でした。モデル部門で審査員特別賞を受賞したことがきっかけとなり、2018年には第5期ジュエルナガールに選ばれ、カタログモデルとしての活動をスタートさせました。

2019年にはエイベックス所属者6名で結成された動画配信ユニット「南青山少女隊」のメンバーに選ばれ、2020年12月まで活動しました。そして、上坂さんの人生を大きく変えたのが、人気ファッション誌『Seventeen』の専属モデルオーディションです。実は、彼女は四度もこのオーディションに挑戦し続け、「ミスセブンティーン2021」でついに合格を果たしました。この粘り強さと諦めない姿勢が、後の大きな成功につながっています。
2021年8月18日にオンライン開催された「Seventeen夏の学園祭2021」で正式にお披露目され、同年LINE NEWSで配信されたドラマ『そらぞら』で女優デビューを果たしました。
女優としての飛躍
2022年5月には、VISIONで配信されたショートドラマ『可愛くなったらさようなら』でドラマ初主演を務め、その演技力が注目され始めました。同年10月には、NHKで放送された『ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち』第2話で地上波テレビドラマ初出演にして初主演という快挙を成し遂げました。
2023年には、上坂さんのキャリアにおいて重要な転機となる作品に次々と出演します。3月に放送されたNHK特集ドラマ『生理のおじさんとその娘』では、ヒロイン・光橋花役を演じ、思春期の複雑な思いを抱く娘役に挑み、そのリアルでコミカルな演技が共感を呼び、幅広い年代から高い評価を受けました。同作品は2023年10月、東京ドラマアウォード2023で作品賞(単発ドラマ部門)を受賞しています。
さらに同年11月、フジテレビ系木曜劇場『いちばんすきな花』第8話では、物語の重要なキャラクターである美鳥の中学生時代を演じ、その整ったルックスと透明感溢れるナチュラルな美しさが「可愛い」「あの子は誰?」と大きな話題を集め、SNS上でもトレンド入りするほどの反響を呼びました。視聴者からは「泣くシーンの演技がとてもうまく、観てる側も同じ気持ちになり引き込まれる」「演技がうますぎました」といった称賛の声が寄せられています。 2024年7月期には、フジテレビ系金9ドラマ『ビリオン×スクール』で連続ドラマに初めてレギュラー出演し、いじめのターゲットとなってしまう梅野ひめ香役を演じ、その存在感を示しました。さらに2025年1月からはTBS系日曜劇場『御上先生』に東雲温役で出演し、自分の意見を先生に泣きながらぶつけるシーンでは、「気持ちがすごいこもってるのが伝わってくる」「透明感がすごい」と視聴者を引き込む演技を見せています。

現在の活動と多彩な才能
現在、上坂さんは女優業とモデル業を両立させながら、着実にキャリアを築いています。2025年には、ファースト写真集を発売し、20歳の誕生日には「家族と初めてのお酒を一緒に飲む約束をしています」と語るなど、新たな大人の一歩を踏み出しています。
また、大塚製薬「オロナミンCドリンク」、ロート製薬「メラノCC」などのCMにも出演し、清涼感と親しみやすさを活かした幅広い活動を展開しています。GirlsAwardなどのファッションショーにも出演し、モデルとしての活躍も続けています。
2025年には、NHKラジオドラマ「リフレイン -私とおじいちゃんの捜査ノート-」で主演を務めたり、TBS戦後80年特別番組『なぜ君は戦争に? 綾瀬はるか×news23』のドラマパートで主演・芳子役を演じるなど、表現の場を広げています。
期待の新人・ブレイク間違いなし?
上坂樹里さんの魅力は、その透明感と自然体の演技、そして何より粘り強く夢を追いかける姿勢にあります。Seventeenのオーディションに四度も挑戦し続けた諦めない心、2,410人の中から朝ドラヒロインの座を勝ち取った実力、そして若手俳優の登竜門とされるJRスキーキャンペーンのヒロインに選ばれた実績は、彼女のポテンシャルの高さを物語っています。 業界内外からの評価も高く、読者アンケートによる「ネクストブレイク女優ランキング」では1位を獲得するなど、次世代を担う女優として大きな期待が寄せられています。「泣くシーンの演技がとてもうまい」「透明感がすごい」「引き込まれる演技」といった視聴者からの声は、彼女の演技力が本物であることを証明しています。


コメント