櫻坂46井上梨名、7年間のアイドル人生に幕 卒業セレモニーで見せた笑顔と涙

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櫻坂46井上梨名、7年間のアイドル人生に幕 卒業セレモニーで見せた笑顔と涙

卒業セレモニーの感動

2025年9月23日、井上さんは同年10月29日に発売される13thシングル『Unhappy birthday構文』での活動をもって櫻坂46を卒業することを発表しました。そして、2025年12月17日、千葉・幕張イベントホールで開催された『Buddies感謝祭 2025 EX』のDAY2公演で、井上梨名卒業セレモニーが行われました。

セレモニーは井上さんが長年メインパーソナリティを務めていた『櫻坂46 こちら有楽町 星空放送局 出張版』から始まり、メンバー全員での特別な企画が展開されました。ライブパートでは、井上さんのソロ歌唱をフィーチャーした「五月雨よ」でスタートし、「ULTRAVIOLET」「イザベルについて」など、井上さんゆかりの楽曲が披露されました。

ピンクのドレスに身を包んだ井上さんが登場すると、大園玲さん、田村保乃さんとともに「ずっと 春だったらなあ」を歌唱し、会場は感傷的な空気に包まれました。続いて松田里奈さんとともに「On my way」を力強い歌声と満面の笑みで披露し、お互いに「大好きだよ!」と叫び合う場面では、客席から歓喜の声が湧き上がりました。

メンバーからのメッセージでは、森田ひかるさんが「何かあったらいつでも頼ってほしい。自分が思っているより素敵な人なんだから、そこを誇ってほしい」とエールを送り、相方と呼ばれる武元唯衣さんは涙を堪えながら「最後に一番の井上梨名を見せてくれて嬉しい」と感謝を伝えました。キャプテンの松田里奈さんは「井上といるときはキャプテンじゃない自分でいられた。アイドルとしても人としてもお手本のような人」と称賛しました。

井上さん自身は「7年前にこのグループに加入した時、どこにでもいる女子高生が、先輩たちのパフォーマンスに心を動かされて、それが人生の支えになりました」と振り返り、「皆さんがいたから櫻坂46はここまで来ることができたし、私も今日まで、なんなら未来まで、Buddiesのおかげで生きていけると思います」と感謝の言葉を述べました。

セレモニーは井上さんがセンターを務める「確信的クロワッサン」でクライマックスを迎え、最後に「私のこの7年間のアイドル人生、100点満点です!」という力強い言葉で締めくくられました。

卒業セレモニー セットリスト

『Buddies感謝祭 2025 EX』17日公演

  1. Microscope
  2. 桜月
  3. 死んだふり
  4. 木枯らしは泣かない
  5. 最終の地下鉄に乗って
  6. 美しきNervous
  7. それが愛なのね
  8. Unhappy birthday構文

井上梨名卒業セレモニー

  • EN1. 五月雨よ
  • EN2. ULTRAVIOLET
  • EN3. イザベルについて
  • EN4. ずっと 春だったらなあ
  • EN5. On my way
  • EN6. 確信的クロワッサン

約3時間半におよぶ『Buddies感謝祭 2025 EX』および『井上梨名 卒業セレモニー』は、笑顔と涙に包まれながら閉幕しました。井上梨名さんの7年間のアイドル人生は、メンバーやファンの心に永遠に刻まれることでしょう。

プロフィール

井上梨名(いのうえ りな)さんは、2001年1月29日生まれ、兵庫県出身の24歳です。血液型はA型、身長は163cmで、ファンからは「いのり」の愛称で親しまれています。ペンライトカラーはブルー×ブルーです。

井上さんは幼少期からアイドルが好きでしたが、小学生の時に一度はアイドルになる夢を諦めていました。しかし、高校生の時に友人たちが夢に向かって頑張る姿を見て、再びアイドルへの挑戦を決意します。2018年8月19日、『坂道合同新規メンバー募集オーディション』に合格し、同年11月29日に欅坂46への配属が決定しました。同年12月10日に日本武道館で開催された『欅坂46二期生/けやき坂46三期生 お見立て会』で、欅坂46の2期生としてお披露目されました。

アイドルとしての軌跡

井上さんのアイドル人生は、決して平坦な道のりではありませんでした。2020年10月14日、所属するグループが欅坂46から櫻坂46に改名されるという大きな転換期を経験します。この時期について、井上さん自身が卒業セレモニーで「思うように活動できなくて、グループや自分自身が暗くなってしまう時期もありました」と振り返っています。

しかし、2021年4月14日に発売された櫻坂46の2ndシングル『BAN』で、初めて表題曲の歌唱メンバーに選ばれたことが転機となりました。その後も着実にキャリアを重ね、2022年6月5日からはニッポン放送の『櫻坂46 こちら有楽町星空放送局』の4代目メインパーソナリティを務めるなど、ラジオパーソナリティとしても活躍しました。

2023年にはテレビでの活動も拡大し、4月5日から6月28日まで『ラヴィット!』(TBS)の水曜担当として出演したほか、同年4月7日から『サクラミーツ』(テレビ朝日)にレギュラー出演を開始しました。そして、同年10月18日に発売された櫻坂46の7thシングル『承認欲求』の収録曲「確信的クロワッサン」では、自身初のセンターポジションを担当するという快挙を成し遂げました。

特技と魅力

井上さんの魅力は、そのバラエティセンスの高さにあります。「櫻坂46の秘密兵器」とハライチ・澤部佑さんから評されるほど、番組を盛り上げる姿勢が高く評価されていました。一方で、滑舌があまり良くなく「ざ行」が言えないという特徴があり、母親からは「”ざじずぜぞ” ザ行が言えない女の子!!」というキャッチコピーを付けられたこともありました。しかし、この個性も彼女の愛らしさとして、ファンやメンバーから愛されていました。 音楽的な才能も豊富で、5歳から始めたピアノが得意です。メンバーの名前を使って作詞作曲をすることもあり、メンバーの山﨑天さんが中学校を卒業した際には、大沼晶保さんと共に楽曲を制作してプレゼントしました。また、「匂い選曲ソムリエ」として、メンバーの匂いから連想される楽曲をセレクトできるという独特な特技も持っていました。

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