大分県北部には、日本の八幡信仰の原点ともいえる神社が点在しています。
この地域を巡ることで、古代の祈りや自然と信仰の関係、そして地域文化が見えてきます。
ここでは宇佐信仰の起点とされる3社を紹介します。
宇佐神宮の信仰は、この地だけで完結したものではありません。
その起源を伝える大元神社、そして水と技術の信仰が残る薦神社へと、祈りは広がっていきました。 宇佐神宮を中心に形成された八幡信仰は、
その原点を御許山の大元神社に、
そして水と技術の信仰を薦神社に見ることができます。
宇佐神宮(大分県宇佐市)

宇佐神宮は、日本全国の八幡神社の総本社です。
今をさかのぼること約1300年前に神仏習合の原点となる山岳宗教、「六郷満山」を開かれました。「六郷満山」の主要なに位置するのが宇佐神宮です。
広大な社叢の中の一番奥の小高い場所に本殿はあります。
この本殿は、八幡造りと言われる独特の建築様式で国宝に指定されています。
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大元神社(大分県宇佐市)

宇佐神宮の元宮とされ、御許山の山頂に鎮座する禁足の神域です。
大元神社は、宇佐神宮の元宮とされる神社で、御許山の山頂が禁足地として今も守られています。
人が立ち入らないという信仰の形が、祈りの本質を感じさせる古社です。
宇佐神宮の大尾神社からはかつて「おもと古道」と言われる、修行僧が修業のために行き来した古道がありました。今では、御許山中腹から山頂までその一部が残っています。また、当時の修業僧の宿坊跡なども残っており、国東半島の修験道の歴史にも触れられる場所です。
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薦神社(大分県中津市)

薦神社では、三角池そのものが御神体とされ、水と深く結びついた信仰が残されています。
三角池に自生する真薦は、宇佐八幡宮の祭祀にも用いられてきたと伝えられ、薦神社と宇佐神宮との深い関係をうかがうことができます。
広い境内にある三角池と、その池に建つ鳥居は、薦神社を訪れたときに特に印象に残る風景です。
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大分・宇佐信仰のかたちを巡る旅
宇佐神宮、大元神社、薦神社。
三社を巡ってみると、それぞれが違った特徴を持ちながら、宇佐神宮を中心とする信仰の世界でつながっていることが分かります。
大元神社では御許山という「山」に、薦神社では「水」に信仰の姿を見ることができます。
そして宇佐神宮では、八幡信仰の中心として長い歴史を持つ社殿や祭祀を見ることができます。
山・水・八幡信仰。
三社を一緒に訪ねることで、宇佐の信仰が一つの神社だけで完結するものではなく、この地域の自然や歴史と結びつきながら形づくられてきたことを感じることができます。
宇佐神宮を訪れるだけでなく、大元神社や薦神社まで足を延ばしてみると、宇佐信仰を違った角度から見ることができます。
歴史は終わらない。
祈りは、形を変えて現代に残っています。





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