英彦山は福岡県と大分県の県境に位置する標高1,199mの霊峰です。古くから修験道の山として栄え、多くの修行者が歩いた歴史を今に伝えています。
私はこれまで何度も英彦山を訪れ、春の山桜や新緑、秋の紅葉、冬の氷瀑など四季折々の風景を撮影してきました。
この記事では、実際に歩いて出会った英彦山の美しい風景を写真とともに紹介します。登山や写真撮影の参考になれば幸いです。
光と山桜、静かな参道

まず、「銅の鳥居」は英彦山の表参道の入口です。
英彦山の表玄関です。
佐賀藩主の鍋島勝茂の寄進により建てられた「銅の鳥居」に立つと遥か先まで石段が続きます。
お土産物屋、古い旅館などが建ち並ぶ一角を過ぎます。
その先の左右に建ち並ぶ住宅はかつて修行僧の家族が住んでいた宿坊です。
石段の一番上に行くと大きな建物があります。
小倉藩主細川忠興によって再建された「奉幣殿」です これだけ見ても英彦山がいかに重要な神社であったか分かります。
山に入る

表参道はこれから山頂の英彦山神宮上宮まで続きます。
初心者やシニアの方にはまず「鬼杉」に行くことをお勧めします 上宮まで行かなくても十分英彦山の魅力を感じられます。
深い緑と静かな空気

深い森、野鳥の鳴く声、清流の流れる音、苔の生した岩など、自然の包まれます。
特に日の出後の早朝は、木々の間から差し込む光芒が 美しく、神聖な雰囲気があり、特に写真好きの方には 絶好の撮影ポイントです。
自然の力

「鬼杉」へのルートは、途中2つに分かれます。
鬼杉ルートと鬼杉・玉屋神社ルートです。
修行僧の歩いた道ですからどちらも決して楽とは言えませんが 鬼杉ルートの方がまず歩き易いと思います。
「奉幣殿」から「鬼杉」までは、通常2時間あれば行けます。
鬼杉は、樹齢約2000年と言われる古木です。その姿を眺めながら、東屋で休憩するのも良いでしょう。
色づく山とやわらかな光

英彦山は、季節によっても様々な景色を楽しめます。
秋は、銅の鳥居周辺、高住神社、鷹巣原高原(たかすばるこうげん)、英彦山大権現など、紅葉や秋の景色」も楽しめます。
静寂と雪の世界

冬は、雪の世界となります。
山深い場所にあり、標高1200メートルの山ですから 地上とは全く違った景色が見られます。
「四王寺の滝」、かつては幻の滝と言われていました。それは、登山道から外れた場所にあるため知る人ぞ知る存在だったからです。
それが、テレビに報道されて以来 一般に知られるようになり、通常私が英彦山登山をしているときは数人の人に会うくらいででしたが 私が行った時は、20人くらいの人たちが 列になって、この滝を目指していました。
この写真は、翌日が大雪警報が出ており、 運良くこのような、素晴らしい写真を撮ることが出来ました。
雪の英彦山を歩くとときは、アイゼンなどの装備や、 雪で登山道も足元も見えないため、注意をして歩く必要があります。

英彦山には、キャンプ場があり夜の英彦山を楽しむことが出来ます
夜の英彦山については、私は不思議な体験をしたことがあります
表参道の石段を下っていた時のことです。
山の日の入りは地上を比べるとかなり早いです。
下山途中で、薄暗くなり、さらに日は落ちて行きます。
すっかり暗くなり小さな、ライトひとつで下っていました。
すると、石段の石が、ほんのりと白っぽく光っているのです。
ほかに光源はありません。 この記事を書いていて、十数年前の記憶がふと蘇りました。
まとめ
英彦山は、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。
登るだけでなく、「感じる山」として楽しめる場所です。
その時の気分や季節に合わせて、無理のない範囲で歩いてみてください。
👉今回ご紹介した場所に興味を持たれた方は、こちらの記事もぜひご覧ください。





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