9月も終わりに近づき、九州北部では朝晩は肌寒く感じる季節になりました。
いよいよ秋本番が近づくと、秋の楽しみの一つが紅葉です。
大分県の耶馬渓はその紅葉の代表的な名所のひとつです。
私はこれまで、耶馬渓周辺の紅葉を何度か訪ねてきました。一目八景のような有名な場所だけでなく、少し離れた場所や、あまり知られていない紅葉スポットにも足を運んでいます。
今回は、紅葉を楽しむ場所として5か所を紹介します。
そのほかにも、紅葉とあわせて立ち寄りたい青の洞門や競秀峰などの観光スポットを、途中に紹介しています。
私はこれまで、これらの場所を一度に回ろうとしてかなり慌ただしくなりました。そこで今回は、紅葉の5か所を中心として、食事や休憩の時間も考えながら、無理なく回れるコースとして紹介します。
あわせて、それぞれの見頃や混雑の様子、周辺で立ち寄りたい場所についても紹介します。
特に一目八景など人気の高い場所は、紅葉シーズンになると大変混雑します。
特に人気のある観光地では混雑は避けられません。
わたしが経験した混雑を避ける手段は、朝早く行動することです。
従って、その前に駐車場に到着しておくことです。
わたしの場合は、どこに行くにも朝早くから行動します。
車で行くことが多く、少し遠出をする時は朝5時に出発します。
これは、混雑を避けることと、写真を撮ることが好きなので、朝の光が写真にとって、最も美しくなる時間帯であることも関係しています。
私が訪れたのは10月上旬から下旬にかけてですが、紅葉の進み方はその年の気候によって変わります。紅葉を目的に訪れる場合は、直前の紅葉情報を確認してから出かけるのがおすすめです。
※日本新三景
耶馬渓を代表する景勝地が一目八景です。
実は耶馬渓は、1916年(大正5年)に「日本新三景」の一つに選ばれています。
北海道の大沼、静岡県の三保松原と並んで選ばれたもので、現在でも一目八景周辺には「日本新三景」の記念碑が残っています。
一目八景 深耶馬渓

ここは、耶馬渓の紅葉の中でも、最も人気がある名所で、土日祭日ともなると、広い駐車場は満車になり、周辺の道路は大渋滞になります。
この道沿いには、多くの老舗旅館や飲食店、屋台などが建ち並び大変な賑わいを見せます。
この様な場所ですから混雑は避けられません。
道沿いの店は午前10時くらいから開き始めます。
昨年訪れたときは、朝8時半ごろに駐車場へ到着しました。
店はまだ開いておらず、駐車場にも車はほとんどありませんでした。店が並ぶ道路もまだ閑散としていました。
一目八景とは、岩峰の麓一帯のことです。
飲食店などが建ち並ぶ道路から川を渡って反対側一帯に遊歩道があります。
👉麗谷
さらに、楽しみたい方は麗谷があります。
建ち並ぶ道路に沿って、麗谷の標識があります。
飛び石で川を渡って、森の中に遊歩道があります。
峡谷をかなり奥まで歩くことが出来ます。
足元が滑りやすいのと、一部崩落の跡が通りにくいので注意が必要です。
今まで、2回ほど歩きましたが、一目八景の賑わいとは対照的に、麗谷まで歩いていく人は少なくひとりも人に会ったことはありません。
ひとりで、ゆっくり自然に浸りたい方には最適な場所です。
御霊もみじ 御霊神社

ここも紅葉の名所のひとつです。
耶馬渓には何度も訪れていましたが、御霊もみじのことは知りませんでした。調べてみると、ここも紅葉の名所だと分かり、2024年に訪れてみました。
一目八景ほどの人混みではありませんでした。
しかし、この年は全般的に紅葉の色づきが悪い年でした。
どこも、まだ緑の葉がまだ目立つ一方、赤く色づいている葉はすでに枯れかけているものも見られました。
御霊神社の社殿は、長い石段を上らないといけないので、参拝している人は少なかったです。
紅葉は、主に神社の下の、駐車場や鳥居周辺ですので紅葉見学には問題はないと思われます。
👉青の洞門
江戸時代、この地区の村人たちは、山国川に堰が造られ川の水位が上がったことから、川を渡れなくなりました。
そこで今の青の洞門の上の岩峰を鎖などを伝って行き来しなくてはならなくなりました。
しかし、危険な岩峰の道で多くの人々や馬が転落して命を落としたそうです。ある時通りかかった禅海和尚がその現状を知り、七人の石工と共にノミだけで30年かけてトンネルを掘ったそうです。
これが青の洞門の始まりです。
今では、拡張されて車道になっていますが、当時の手掘りのトンネルも残っており一部を通行することが出来ます。
青の洞門の周辺には、大きな駐車場やレストラン、お土産売り場などがあり、シーズンにはかなりの混雑です。
👉競秀峰
かつて、村人たちが通行していた岩峰の道です。
現在は遊歩道として整備されています。
しかし、狭い岩峰を刳り貫いて鎖の張られた道は当時の雰囲気を彷彿とさせます。
やや険しい部分もありますが、私が登った時はむしろシニアの方にしか会いませんでした。
登山初心者や、シニアの方でも十分に登山気分を味わえます。
それでも、森の中は足元が不安定な場所がありますので、登山靴で行くことをお勧めします。


渓石園 耶馬渓ダム

渓石園は耶馬渓ダムの完成を記念して作られた庭園だそうです。
ここには、滝や小川、東屋などがあり、周りは山に囲まれています。
ここへは、御霊神社の続いていったのですが、ここの紅葉は見事でした。
ここは、駐車場が狭くかなり混雑していました。
しかし、広い庭園には遊歩道がありゆっくりと楽しむことが出来ます。
内匠の池 裏耶馬渓

内匠の池は、裏耶馬渓というややマニアックな場所にあります。
私が行ったのは、2021年です。
少しわかりにくい場所です。
この池は、江戸時代に干拓されたそうです。
私は行った時は人の姿は全くありませんでした。
その日は風があり、湖面には少しさざ波が立っていました。もし風がなければ、湖面に紅葉が映り、さぞ美しかっただろうと思います。
魔林峡

魔林峡は耶馬渓から西へ約20kmほど離れた場所にあります。
ちょうど、裏英彦山の麓になります。
ここには、3,4度くらい行きました。
「魔林峡」という名前を見ると、なにか怪しい雰囲気ですが、清流の美しい峡谷です。なぜこのような名前になったかは不明です。
現地の説明板には、洪水時に濁流が激しく流れ、「魔物が暴れているような怖い川に変貌する」という趣旨の説明があります(中津市教育委員会)。
ただし、これが「魔林峡」という名前の由来だとは説明されていません。
紅葉の時期に行ったのは、2024年です。
何度か来ましたが、人は少ないです。
大体会うのは若い人がほとんどで、ドライブコースになっているようです。
一番良いのは、夕方念仏橋越しに水の流れに太陽の光が当たっている光景です。
👉魔林峡から、国道500号線から、福岡県の方に山越えすると英彦山に行くことが出来ます。
ここも紅葉の名所ですので合わせて行って見てはどうでしょうか。

「魔林峡」という名前を見ると、なにか怪しい雰囲気ですが、清流の美しい峡谷です。なぜこのような名前になったかは不明です。
現地の説明板には、洪水時に濁流が激しく流れ、「魔物が暴れているような怖い川に変貌する」という趣旨の説明があります(中津市教育委員会)。
ただし、これが「魔林峡」という名前の由来だとは説明されていません。
紅葉の時期に行ったのは、2024年です。
何度か来ましたが、人は少ないです。
大体会うのは若い人がほとんどで、ドライブコースになっているようです。
一番良いのは、夕方念仏橋越しに水の流れに太陽の光が当たっている光景です。
おすすめの廻り方

福岡県から耶馬渓へ来られることを想定して、私がおすすめする廻り方を紹介します。
地図だけを見ると、福岡県方面から青の洞門に入り、内匠の池まで南下して、最後に魔林峡から英彦山方面へ抜けるルートが効率的です。
しかし、紅葉シーズンは混雑します。昼食の時間なども考えると、単純にこの順番で回ればよいとは限りません。
耶馬渓で最も人気があり、混雑するのが一目八景です。
そこで、まずは朝早い時間に一目八景へ到着することをおすすめします。
一目八景では、耶馬渓独特の岩峰と、大自然に彩られた紅葉を楽しむことができます。
その後、青の洞門方面へ向かいます。
青の洞門周辺にはレストランなどがありますが、昼時になると混雑します。
ここで昼食をとる場合は、できれば昼のピークを避け、少し早めの時間に到着するとよいでしょう。
一目八景と青の洞門の間にも、いくつか立ち寄れる場所があります。
ただし、競秀峰を歩く場合は、所要時間を考えておいたほうがよいでしょう。
私の場合は、約1時間半かかりました。
現地の案内には、途中で下山する半分程度のコースも紹介されていました。体力やその日の予定に合わせて、コースを選ぶとよいと思います。
内匠の池は、カーナビに登録されていない可能性があります。
私はスマートフォンのGoogle検索で場所を確認し、Googleマップのナビを利用して向かう方法をおすすめします。
ただし、途中には道幅の狭い道路もありますので、運転には十分注意してください。
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